斜め上を見て話す

節操の無いしがない茶推しが書きなぐってぶん投げるだけのブログ。う~ん可愛い!(サマビ並みの感想)

『ch8』ネタバレ皆無の初日感想

こんにちは。
しがない茶推しのゆうと申します。

5/25,26の大阪公演を皮切りに、ツアー『ch8』が始まりましたね!久しぶりのライブだ!わーわー!
両日参加してきたので、つらつらとその感想を書きます。(とっても長いよ!)


と言ってもですね、メンバーから直々にネタバレしないでね〜というお達しがあり、のっくん曰く「鍵垢に書くのもあかんで!!!笑」とのことなので、ネタバレ一切無しでお送りします。

つまりツアー初日を観て一個人のオタクが何を思ったか書いているだけ。早速参りましょう。







まず初めに声を大にして言いたいのが、
めせもあ。さんってすごい!!!!


この1行に尽きます。このブログに書いてあることは全部これに終始してるんで、この先読まなくてもここだけ受け取ってもらえたらそれでいいくらいです。

まだツアー観てない皆様、是非めっちゃくちゃにハードル上げてバッチバチに期待して観に行ってほしいです。

1部はただひたすらに面白くて、むすたま。でやっていたようなわちゃわちゃバラエティ感をそのままに、さらにクオリティを上げてステージに持ってきた感じでした。終始笑いっぱなしのあっという間の1時間でした(大阪では両日20分ほど押していた気がします)

2部はライブがメインの公演。ミュージカルやフリーライブはあったけれど長尺なライブはカウコンぶり。5ヶ月もの時間をかけてめせもあ。さんが準備してきたツアーはそれはもう筆舌に尽くしがたいほどのクオリティでした。少なくとも、私がこれまでに観た中でめせもあ。最高峰と断言できます。

面白い演出や解釈の余地や複雑なスタッフワークが沢山あって、次に何が起こるのか、ファイナルはどうなるのか、全く分からないワクワク感に溢れた楽しい公演でした。


今回はMaze No.9と比べてかなり公演数が少ないツアーです。(と言っても世間の他のアイドルのツアーと比べたら全然少なくないんですが)
2日間終わってみて、正直観足りなさすぎる。
この2日間をまるっと録画してあと5回は見ないと目が足りないです。幸福の情報量が多すぎて脳みそパンクしそう。

各部にチャンネルというものが割り当てられていますが、ツアー中にそれぞれ2回しかやらないんですよね。
どう足掻いてもあと1回しか、下手したら二度と観られないのが勿体なさすぎる。回替わり演目としてたった2回のためだけに準備できるクオリティを遥かに超えていました。



自分は謎の席運(?)を発揮しまして、FC先行で当たったのに初日は両部とも一番後ろだったんですね。


今回のツアーのすごいと感じたところは、
逆最前でも本気で楽しいこと。


パフォーマンスのクオリティ(特に歌唱力!)がぶち上がり過ぎてて、これまで見てきためせもあ。さんとは明らかに違うなと感じました。
歌が上手いことの何がすごいって、一番後ろから米粒みたいな大きさの推しを見ていても耳が大満足してライブめちゃくちゃ楽しいんですよ。(めっちゃ当たり前のこと言ってる)

次は誰がどんな風にあの歌詞を歌うんだろう、っていう極めて素朴なことにすらワクワクする。CDで好きなだけ音源は聴いていますし歌割りもある程度分かっているはずなのに、それでも脳の処理が追いつかなくてワクワクしっぱなしでした。
特に、主旋律は誰のパートか分かってもハモリは聞き取れていない部分が多かったので、生で見るとそれがよく分かって新しい発見がありました。

めせもあ。さんの生歌のすごさと、生歌がすごいとアイドルとして何がすごいのか、あらためて感じた2日間でした。


もちろんダンスのクオリティもめちゃくちゃ上がっていて、広いホールじゃないと出来ない(≒これまでのライブハウスの設備では物理的に出来ない)振り付けが盛り込まれた見どころ満載のステージでした。
後ろの席から全体を見てフォーメーションに感動するも良し、近くの席から推しを見て沸くも良し、どこからでも楽しめたのではないでしょうか。

グループとしてはもちろん、個人のスキルアップも随所に見られて、自分は特にノックソさんとフォーゲルさんの歌がめちゃくちゃ上手くなったな〜って感動していました。野崎さんもダンスがすごく上手になっててセクシー&キレキレに踊っててびっくりしました。
新曲はもちろん、スキルアップした皆さんから生まれる今までの曲もとても魅力的で、目が離せない1時間と2時間でした。


あと公演中のことではありませんが、物販がすごくスムーズになってて嬉しかったです。

整理番号順に事前に整列時間が決まっていましたが、ほぼその時間通りに進んでいました。10分くらい遅れていたけどたったそれだけ。これからどんどん暑くなる中で待ち時間が短くなったのは本当に嬉しい。
そして販売窓口も20個くらいあったかと思います。くじもグッズ物販も全員一緒に並んでそこから各窓口に振り分けられるといった流れで、過去一の速さで買えました。こんなにグッズが多い上に初日なのにかなりスムーズで、売り切れてないグッズは開場中にも販売があって快適でした。

グッズ販売だけでなく場内整理のスタッフさんも前のツアーより沢山いてくれて、それもすごく良かったです。


ネタバレを避けるためふわっとしたことしか書けないのだけど、参加したらきっと何を言ってるか伝わると思うのです。もう観た皆さんには伝わっていると信じたい。










そしてここからはさらに抽象度が上がった妄想話になるんですけど。
(話が散らかってるので暇な人だけ読んでください)


大阪公演が終わって余韻に浸りながら色々なことを考えて、
「もっと規模が大きくなっても絶対にめせもあ。さんを好きでいられる」
という謎の確信をしました。


大阪公演の森ノ宮ピロティホールはキャパ1000ちょっと、最後列(27列目)(その後ろに立ち見席もあったので実質28列目まで?)だと推しの姿はそこそこ小さくて、衣装や表情まではよく見えませんでした。自分の視力が悪いのもあって、全員似たような衣装の時はちょくちょく推しを見失ってたくらいです。

でもすごく楽しかった。
もちろん、ホールは段差があるから一番後ろでも見やすいっていう理由もあるんですけどそれだけじゃなくて。


オタクは妄想が大好きなので、もしめせもあ。さんが、今の目標の場所や、それよりもっともっと大きな舞台に立ったら、なんてことを想像します。
こんな逆最前とは比べ物にならないくらい、小指の爪の先くらいの大きさの推しを観に行く未来…。




いつか推しとお話できる機会はなくなって、認知とかレスとかそういう概念もさっぱりなくなって、名前も顔もすっかり忘れられて数万人いるオタクの内の1人になる未来があると思うのですが、そんな風になっても好きでいられるなあと、自然に思いを馳せていました。

自分は自分が好きになってからのことしか知り得ませんが、少なくともオタクし始めた当初、めせもあ。とイルミィは、むすめん。とむすめんばー。は、アイドル対オタクというより、個人対個人に近い関係性を築いていたと思います。

個人で活動する踊り手をスタート地点にしたグループなので当たり前のことで。

でも、どうしても、いわゆる大手と呼ばれるようなグループのような「そうじゃない関係性」とは遠くて、逆に「そうじゃない関係性」になるとしたら何が必要条件なのか私にはさっぱり分からないまま、テレビに出てる人達とはなんとなく違うんだなあっていうくらいの認識しか持っていませんでした。(アイドルオタクになったのはこれが初めてだったのも私が理解に苦しんだ原因の1つにあります)



前に「私は推しに肯定されながら生きている(激重)」といった文章を書いたんですが、
msmadvent2018.hatenablog.jp


私は考えること自体が大好きでいつも何かの意味や理由を考えています。肯定とは何か、推しを応援するとは何か、推しから私が貰っているものは何か、などなど。今回のライブを観て、「推しがすごい」(抽象的)ということ自体がオタクである私の肯定に繋がるんだという考えをやっと得られました。


好きなものが素敵であること、周りに自信をもってオタクしてるよって言えること、だけじゃなくて
安心してオタクしていられることも大事なのかも、と思います。

ここでの安心の定義は多分オタクそれぞれで違うので一概には言えないんですけど、ざっくり言うなら推しを推してて大丈夫なのかなあっていう不安がない状態。
気持ち的にも、将来的にも、金銭的にも。
他にも色々な理由があるけど、色々ひっくるめて大丈夫だと思えること。ですかね。



個人対個人の関係から得られるサービスはアイドル対オタクから得られるサービスと明確に質が違っていて、そこに優劣はないのですが、どちらをより求めるか?という欲求の問題は必ず存在していて、
お金を払うと見返りを求めたくなる生き物代表の人間である私たちにとっては、推しから個人対個人でアプローチされたらやっぱり嬉しいと思うんです。

これまでにむすめん。/めせもあ。のオタクになって、接触に行ったり認知されたり手紙やプレゼントを送ったり、そういう文化に慣れ親しんだ人には少なからずこの側面が存在するはず。
オタクである以前に個人である我々は、人数が少ないうちは推しに個人として認識してもらえます。漠然とした「〇〇推しの誰それ」っていうだけじゃなくて、例えば人柄や年齢、どんな曲やどんな表情が好きなのか、オタク活動以外なら何に興味があるのか、それよりもっと細かい個人情報と呼べるようなところまで知ってもらえたりします。

自分にはこれまで「もっと規模が大きくなっても推しを好きでいられるだろうか」といった漠然とした不安がありました。
アイドル対オタクとして推しが好きなのはもちろん、個人対個人としても野崎さんがすごく好きで尊敬していて、いつか後者の側面が無くなることはぼんやりと理解しているけど納得はしていない状態でした。個人対個人として推しが好き、という自分の中の事実に対して、それって純粋にアイドルの推しが好きっていうのとは違うしオタクとしてどうなんだろうと自己嫌悪することもありました。



でも今回のツアーで、推しって本当にすごいんだなと痛感しました。
それでやっと「この先推しと話せなくなっても忘れられても、ステージにいる推しを観られるだけで幸せになれる」ことに自信が持てたから。今までのような個人としての推しからもらっていたサービスはこの先どんどん減って、アイドルとしての推しからもらうサービスの割合がどんどん増えても、それでも未来の私は幸せだという確信を得ました。



というか規模の拡大に伴うサービスの内容の変更って避けられないことで、避けられないどころか当たり前の話です。お客さんの数が10倍になったら従来通りではパンクするから絶対にやり方を変えなきゃいけない。

オタクとの関係性が、つまるところコンテンツの規模が変化していくなかで、アイドル対オタクの関係に移行しつつも、それでも個人対個人の関係を失わないようにしてくれているのがすごいなあと思います。メンバー全員がそうだし、運営さんやスタッフさんもきっとそうなんだろうなというのをツアーで感じました。

もちろんアイドル対オタクという関係性の中でも最大限オタクを楽しませようっていう志をヒシヒシと感じました。ぶっちゃけ推しが生きてたらハッピー、その上歌って踊ってくれたらオタク大満足なのに、さらに多彩な仕掛けまで用意してもらえて、こんなに幸せになっちゃって良いのかなという謎の不安に襲われました(???)



めせもあ。さんすごい!
これは盲目的な礼賛でも他グループと比較した優劣でもなく、私個人の素直な感情です。



いつか、小指の爪の先になっても、果ては(ならないでほしいけど)画面の向こうだけの人になっても、安心してめせもあ。さんを楽しめると思います。






ch8の感想、とタイトルしているのに個人の思考備忘録を読ませてしまった皆様すみませんでした。
とにかく、まだ見てない方はワクワク&ハードルぶち上げで楽しみにしててほしいって話でした。

終り。

(2019/05/28 加筆修正)